深緑市街と幻想世界

作詞・作曲:十竜
歌:鏡音リン


未来からの時報に 振り切れた針を見る
透き通る水面に 街道に灯が点る
深緑に染まった 市街地を巡る風に
色褪せた自分が 不可思議に動き出す

時間だけが映した 曖昧な世界には
幻想に紛れた 街道を覚えだす
標識は嵩んだ 遠く望み外した
声の指す方には 無形に立つ幻へ

自分だけがどこか 壊れていくような
少しだけ千切れたような

今、僕の世界で 誰に触れていようか?
それがしずむ先まで ここにいようか
乱れ咲いた未来も 微か消えた言葉も
ここに響く街まで 解けきれたら

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無意識に包んだ 感情の片隅を
抑え切れない鼓動が 溢れだし狂いだす
馳せた声は壊れて この街は錆び付いて
それが未来世界で 幻想に消えてまで

可能性を見つけた 変わらない光の群れ
自分自身を見つめた 作られた声で刺す
霧中に於く答えが 砕け散ったどこまでも
雨の様に零れた 終わらないように願うだけ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

未来の風景には 僕がいるかとか
深緑(あお)いままでいるか、どうか

その音はいつまで 届けられているかな?
惑う方向の指す方 空に埋もれた
心、崩れる前に 涙、枯れてく前に
ここで響く世界が 繋がるように

これが「僕」の世界で それは透けた未来で
目指すものが無いまま 声を紡いで
一人、泣いていたいと 誰も気にかけないと
崩れ去ってしまうと 叫ぶ、叫んだ

僕が誰の未来も 知った、それが「セカイ」だ
止まれ、止めてしまって ここに居たいな
握る手も一つだけ 傍にいない誰にも
包む言ノ葉に見る
「君を見ていた」

迷う思いも言葉も 何もかも放り投げた
君はここに居たんだ それが怖くて
消えた言ノ葉を呼ぶ 僕が見てた「セカイ」は
凍りついた果てまで 繋がるように